楽しみにしていた土曜のデートが、前夜にキャンセルされた。体調不良でごめん、の一文だけ。予約した店のことも、調整した予定のことも頭をよぎって、しばらく天井をにらんでいました。
逆に、子どもの急な発熱で自分からキャンセルを入れ、申し訳なさで胃が重くなった夜もある。バチェラーデートで、する側もされる側も経験した30歳の私が、このアプリのキャンセルについて、ペナルティの仕組みから心の片づけ方まで書きます。
このアプリのキャンセルが、普通のアプリより痛む理由
場所が決まっている分、空振りのダメージが大きい
バチェラーデートは、AIが日時と場所まで決めて直接会わせる形式です。メッセージのやり取りを挟まず、いきなり対面から始まる。この効率の良さが売りですが、キャンセルとなると話は別です。普通のアプリなら、会う前のキャンセルはメッセージが途切れる程度。でもこのアプリは、店も時間も確定しているぶん、キャンセルされると予定も気持ちも丸ごと空振りになる。
27歳のカナさんは、相手の急な残業でキャンセルされ、シフトを調整していたぶん残念だったと話していました。準備した分だけ、ダメージが大きくなるんです。
同時進行が前提だから、一件の崩れが連鎖する
もうひとつ、痛みを増幅する要因があります。このスタイルは同時進行が前提で、複数のデートを並行して組むのが普通です。30歳のある男性は、何人かと調整中に1人がキャンセルした影響で、他の予定まで連鎖的に狂い、1週間分の予定がリセットされたと話していました。効率を求めて選んだのに、逆に面倒になった、と。一件のキャンセルが全体に波及しやすい。柔軟性に欠けるこの形式の、いちばんのデメリットがここです。
ペナルティはあるのか。チケットと評価の仕組み
キャンセルで失うもの、振替で救われるもの
ペナルティの有無は、多くの人が気にする点でしょう。バチェラーデートには、キャンセルするとポイントやチケットに影響する仕組みがあるとされています。
28歳のOLの女性は、キャンセルするとポイントやチケットが減るシステムがあるみたいで、相手が慎重になると話していました。一方、された側には救済もあります。
27歳のカナさんは、代替チケットのようなものが発行されて次のデートに振り替えられたのが助かったと話していました。
26歳の女性も、雨の日にキャンセルされたが、サポートで再マッチングがスムーズだったと。失うものと、救われる仕組みが、両方用意されている形です。
罰則があるから、ドタキャンが少ないという逆説
ここが逆説的なところです。ペナルティがあることを、面倒だと感じる人もいます。でも、その罰則こそが、無責任なドタキャンを減らしている。
28歳のOLの女性は、ドタキャンが少ないのは良いと認めつつ、自分がキャンセルしたい時の罪悪感が強いと話していました。
26歳の女性も、罰則のおかげで誠実な相手が多い印象だと。キャンセルにコストがあるからこそ、安易に約束を破る人が淘汰される。罪悪感の裏側には、相手も同じ責任感で来てくれているという安心がある。痛し痒しですが、全体の質を保つ仕組みとして機能しています。
された側へ。落ち込みと怒りの、それぞれの片づけ方
理由がわからない寂しさを、自分への否定にしない
された側の心のケアは、この記事でいちばん伝えたい部分です。25歳の学生は、初デートをキャンセルされ、自分に魅力がないのかなと落ち込んだそうです。
メッセージのやり取りがない分、理由がわからないのが寂しい、と。このアプリは事前の会話が少ないぶん、キャンセルの理由も見えにくく、人は最悪の解釈で自分を責めがちになる。
でも、キャンセルの理由のほとんどは、仕事や体調や天候です。あなたの価値とは無関係。会ってすらいない段階のキャンセルを、自分への否定として受け取る必要はまったくありません。
ドタキャンが続く相手は、相性ではなく傾向で切る
一方、怒りの方の片づけ方もあります。
32歳の営業のサトシさんは、2回目のデートを雨を理由にドタキャンされ、代替日を提案したらまた今度と曖昧にされて終わったそうです。キャンセルが続いて本気度が低いのかと自信を失い、利用を控えるようになったと。ここで大事なのは、ドタキャンを繰り返す相手は、相性の問題ではなく、その人の傾向だと割り切ること。
33歳の男性は、キャンセルを繰り返す相手とは合わないと割り切り、良い出会いに集中した結果、素敵な人と続いたと話していました。何度も約束を破る相手に時間と感情を注ぐより、傾向として早めに見切る方が、心が守られます。
する側へ。関係を壊さないキャンセルの作法
早めの連絡と、具体的な代替日がすべて
自分がキャンセルする側になることもあります。その時の作法は、ほぼ二つに尽きます。早めの連絡と、具体的な代替日の提示。
34歳の男性は、子どもの体調不良で行けなくなった時すぐに連絡し、相手に理解してもらえたと話していました。
29歳の女性は、体調不良でキャンセルしたら相手から大丈夫と優しいフォローが来て、むしろ好印象になったそうです。誠実に、早く伝えれば、キャンセルそのものが関係を壊すことは少ない。逆にやってはいけないのは、直前の連絡と、また今度という曖昧な濁し方。代替日を具体的に出せるかどうかが、誠実さの分かれ目です。
頻度が多いと、評価にもAIにも響く
ただし、一回は許されても、頻度が多いと話は変わります。34歳の男性も、頻度が多いと印象が悪くなるため事前のスケジュール管理が重要だと実感したそうです。このアプリは相互評価とAIのマッチングが連動しているので、キャンセルを繰り返せば、評価が下がり、紹介される相手の質にも響きかねない。
31歳の男性は、キャンセル続きでアプリを一旦休止し、自分のスケジュール管理不足を反省したと話していました。無理な日程を詰め込まず、確実に行ける予定だけ組む。それが、自分のレートを守ることにつながります。
キャンセルを、次の良縁への分岐に変える
キャンセルは、必ずしもマイナスで終わりません。33歳の男性は、相手がキャンセルした後、AIがすぐ代替相手を提案してくれて、次はより良いマッチになったと話していました。
28歳の男性も、キャンセルされた分、別の相手と会ってみたら意外と良かった、流れに任せるのもありだと。このアプリはAIが学習を重ねる仕組みなので、キャンセルされたデートの評価を丁寧に入力すると、次の紹介の精度が上がることもあります。
30歳の男性は、何度かキャンセルされた後にAIの評価を丁寧に入力したらマッチングの質が上がった気がすると話していました。一件のキャンセルを、より良い相手への分岐点として使う。落ち込んで止まるか、次へ進む燃料にするかで、その後がまるで変わりますよ。

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